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ナッシュの恐怖について

ナッシュの恐怖について最近、にわかに注目を浴びている肝臓病があります。B型慢性肝炎でもC型慢性肝炎でもありません。B型慢性肝炎には新しい抗ウイルス剤が登場しましたし、C型慢性肝炎にも2004年に画期的なインターフェロンが登場したことで、解決のメドが立っています。


ノンアルコール、つまり酒類を飲まない人の、スティアートは脂肪が沈着すること、へパタイティスは肝炎です。頭文字がN、A、S、Hであることから、われわれ医療従事者の間では「ナッシュ」と呼ばれています。

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脂肪肝から

その名の通り、アルコールを飲まない人でも脂肪が蓄積することで肝臓の炎症や壊死を起こし、肝硬変や肝臓がんに進展することもある怖い病気です。すでに日本でも300万人の患者さんがいると推定されています。ナッシュは必ず脂肪肝から発症します。もちろん、脂肪肝の人全員がナッシュに進展するわけではなく、ストレスや喫煙、紫外線などから発生する活性酸素が継続的に加わることが大きな原因であると考えられています。

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生活習慣

生活習慣病脂肪肝にさえならなければ、ナッシュとは無縁なわけです。もし、脂肪肝と診断されたのなら、生活習慣に問題があると思ってください。脂肪肝からの脱却はそんなに難しいことはありません。しかし、ナッシュは確立された薬物療法はありません。


一方、アルコールを飲みすぎて脂肪肝と診断された人はアルコール性脂肪性肝炎「アッシュ」と呼ばれ、当然のことながら進行は速くなります。ところが、肝臓がんまで進展する人は、どうもナッシュのほうが多いらしいのです。

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血圧を上げる物質

脂肪細胞は糖代謝や脂質代謝をスムーズに行うための生理活性物質の総称をアディポサイトカインと呼びます。アディポサイトカインの代表は、食欲を低下させるレプチンと、傷ついている血管壁を修復したり、筋肉や肝臓でのインスリンの働きを高めたりするアディポネクチンです。しかし、中には血栓を作ったり、血圧を上げたりする物質も含まれています。内臓脂肪が多い人ほdpレプチンが多く、アディポネクチンが少なくなります。

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不完全燃焼

不完全燃焼レプチンが多い人の食欲は低下するはずですが、満腹中枢がスムーズに働かなくなります。したがって、糖代謝や脂質代謝がうまくできなくなって、さらに太りやすくなるのです。内臓脂肪が多い人ほど、不完全燃焼を起こします。


不完全燃焼の結果、燃えかすのレムナントが発生します。レムナントはコレステロールと違って、そのままの形で血管壁の中にまで入っていきます。壁は厚みを増し、血管は硬く、細くなり、血流は阻害されます。また、レムナントが赤血球の膜に入り込むと膜が固くなり、毛細血管を通れなくなって、毛細血管が破裂します。

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タバコについて

糖分は燃えやすく、脳と肝臓が働く際のエネルギーになります。肝臓では糖ではグリコーゲンとして備蓄され、中性脂肪となりやすいのです。Cさんには、もうひとつ付け加えたいことがあります。タバコを吸うCさんは二コチンの作用で、インスリンが効率よく働かない「インスリン抵抗性」の状態にあると考えられます。インスリン抵抗性の状態になると、当然、血糖値は上昇してしまいます。タバコそのものも内蔵脂肪を増やすとの指摘もあり、吸う本数の多い人ほどメタボリックシンドロームにかかる割合が多いとも言われています。

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ダイエット

ダイエット人間の歴史で肥満が問題となったのは、ここ20年ほどのことです。それまでの長い歴史は、「いかに飢餓から逃れるか」が課題でした。そのため、人間は食料を十分食べられなくても、少ないエネルギーで生活できるような能力を持っています。


また、少しでも過剰なエネルギーができると、それを脂肪として体内に備蓄するようにできているものです。したがって、ダイエットして食べる量を減らすと、体は消費エネルギーを減らして体重を維持するよう防御し始めます。


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適応と節約モード

ダイエットを始めて1ヶ月後ぐらいに、体重は減らなくなります。体が示す防御反応のうちの「適応」と呼ばれるものです。そして、体はエネルギー消費量を低下させます。少量のエネルギーでも対処できるように「節約モード」に移行するのです。この時点でダイエットをやめてカロリー摂取量を元に戻すと、吸収性がよくなった体が反応し、「そんなに食べていないのに、太ってしまった」となります。特に、日本人は「倹約遺伝子」を受け継いでいます。

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グリコーゲン

グリコーゲンダイエットなどで体が痩せてくるとグリコーゲンの働きが悪くなります。そのため、グリコーゲンを備蓄している肝臓を守るため、全身の臓器から中性脂肪が集まってきます。適度に集まればいいのですが、そうはいじゃず歯止めがきかなくなります。


集まりすぎた中性脂肪のためにお腹がポッコリと出るのです。1967年、アフリカのナイジェリアで内戦が起き、東部州政府はビアフラ共和国は消滅しましたが、大量の飢餓死が出ました。

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盲点

人間が消費するエネルギーには基礎代謝、生活活動代謝、食事誘導性熱代謝の3種類があります。基礎代謝とは体を使わなくても消費される、人間の生命維持活動のために使われるエネルギーです。生活活動代謝は体を動かすことで消費されるもの、食事誘導性熱代謝は食物が吸収されるときに食物を持つエネルギーの一部が熱エネルギーとして失われるものです。消費量が一番大きいのが、基礎代謝に使われるエネルギーです。

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基礎代謝

metabo43.jpg基礎代謝は男性で15歳から17歳、女性で12歳から14歳でピークとなります。成人以降は男女ともに減って」いき、50歳以降は特に低下が顕著になります。個人差もあり、筋肉量が多いほど基礎代謝量は高く、体脂肪率が高いほど基礎代謝量は低くなります。基礎代謝量が高いか低いかは、筋肉の量によるのです。


50歳以降の人の基礎代謝量が減っていくのは筋肉の量が減って、エネルギー消費量が少なくなるためです。すなわち基礎代謝量を減らさないためには、適度な運動をすることで生活活動代謝を増やし、筋肉量を維持することが重要となるのです。

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