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要注意内容について

要注意内容
すでにメタボリックシンドロームにかかっているAさんの体には変化が出ています。身近なところで言えば、階段を歩いて上がれるものの息切れがします。Aさんは学生時代に比べて24㎏も体重が増えています。


24㎏のリュックサックを背負っている状況を想像してください。24㎏もの重さを背負って階段を上がることは、普通の人にとっては骨が折れることです。歩くスピードも、おのずとゆっくりとなっいています。他には立ったまま靴下をはけない、靴ひもを結べない、膝が痛いなどの現象が起きています。

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中性脂肪

中世脂肪体内にあるすべての脂肪を体脂肪と言います。体脂肪は大きく分けて、お腹の中の腸間膜(大腸や小腸を薄い膜で固定している)につく「内臓脂肪」、お腹や太もも、お尻などの皮膚のすぐ下につく「皮下脂肪」、コレステロールや中性脂肪など血液中を流れる「血中脂肪」の3種類があります。


Bさんのように中性脂肪とコレステロールとを混同している人は少なくありません。

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コレステロール

コレステロールは、かつては、悪物扱いされていました。コレステロールには、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)と善玉コレステロール(HDLコレステロール)の2つがあります。この2つ、実は、比重が違う兄弟の関係にあります。悪玉コレステロールが肝臓から体の各部分にコレステロールを運び、その後に自分自身の比重が高くなり、余ったコレステロールを回収して再び肝臓に戻すものを善玉コレステロールと呼んでいます。悪玉コレステロールは血管の壁に余計なコレステロールをくっつけて、動脈硬化の1つの原因になります。

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年を取るほど内臓脂肪は蓄積しやすい

年を取るほど内臓脂肪は蓄積しやすい人間は食べ物や飲み物から栄養を得て、それを燃料としてエネルギーを生み出して生きています。必要な分だけの燃料を摂っていればよさそうですが、そうはいきません。いざという時のために備える必要があるからです。


多めに摂った燃料は肝臓で中性脂肪の合成され、体の各部分に貯蔵されています。必要なエネルギーが足りなくなると、体の各部分に貯蔵された中性脂肪はカプセル(リポたんぱく)に包まれて血液中に流れ出し、全身の細胞に運ばれて、細胞内でエネルギー源として消費されます。こうしてエネルギーとして使われることを「脂肪が燃焼する」と呼んでいます。

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メタボリックシンドロームになる確率

メタボリックシンドロームになる確率内臓脂肪は年を取るにしたがって蓄積されやすくなります。


「40歳以上の男性は年齢が上がるにつれてメタボリックシンドロームになる確率が高くなる」というわけです。男性は男性ホルモンが多いために内臓脂肪が溜まりやすく、動脈硬化も女性より進展しやすい傾向があります。


動脈の血管を点検・修理してくれる善玉アディポサトカインであるアディポネクチンがあります。男性ホルモンはアディポネクチンがあります。男性ホルモンはアディポネクチンが脂肪細胞から分泌されるのを抑えます。これまた、女性よりメタボリックシンドロームになりやすい要因を持っていると言えるでしょう。

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内臓脂肪と皮下脂肪

内臓脂肪と皮下脂肪
しかし、女性も油断できません。年を取ると女性ホルモンの分泌が激減するため、内臓脂肪はそれまでの2倍以上のスピードで増えるからです。男性と同じく、女性も40歳以降は要注意です。内臓脂肪と皮下脂肪の性質の違いについて、触れておきましょう。


内臓脂肪は日々使う脂肪で、蓄積されやすく、燃焼されやすいものです。したがって、運動や食生活次第で減ったり増えたりしやすいのです。一方の皮下脂肪はいざという時に使うもので、蓄積しにくく、燃焼しにくいものです。

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肥満との違いについて

牛丼を例にとりましょう。皆さんはお腹が空いていて並盛では足りない時、どうしますか。ごはんが多い大盛か、ご飯も肉も多い得盛のどちらを選びますか。私なら「得盛で、ご飯少なめ、つゆも少なく」と注文します。肉の脂より、ごはんの炭水化物を減らすほうがメタボリックシンドローム対策になるからです。内蔵脂肪の原因となるのは脂っこい脂質と誤解している人が少なくありません。確かに、単純な肥満は脂質の摂りすぎでしょう。

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脂肪肝

metabo14.jpg私は、内臓脂肪型肥満になる前段階として脂肪肝があると考えています。健康な人は肝臓についた脂肪は3~5%程度ですが、脂肪肝の人は30%以上もあります。食べたものの栄養素が小腸から吸収されると、門脈という太い血管から肝臓に取り込まれて中性脂肪として合成されます。


余分な脂肪はまず肝臓に蓄えられ、次に腸間膜の周囲、そして皮下に蓄えられます。この脂肪が溜まってしまった肝臓、すなわち脂肪肝は原因によって、「肥満によるもの」「糖尿病に伴うもの」「アルコールの飲みすぎによるもの」の3つに分類されます。

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動脈硬化の危機因子

食生活や生活様式の変化に伴って脂肪肝は増加の一途をたどっており、なんと日本人の4人に1人、つまり3000万人がかかっていつのです。以前は、脂肪肝はそれほど心配ない病気と思われました。肝臓に中性脂肪が蓄積されるだけで、肝臓の繊維化は起こらないと考えていたからです。ところが、脂肪肝になると狭心症や心筋梗塞などの動脈硬化による疾患との合併率が高く、動脈硬化の危険因子になることがわれわれの研究から判明しました。

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